(翌日記)
手術を受けてからそろそろ3週間になろうとしている。
気になっていた右足の浮腫みは、座っている時の足の置き場をあれこれ工夫してみたら改善に向かっている。 が、肝心の心臓の暴れがそろそろっと鎌首をもたげ始めたようで、しばらく前から気にかかっていた。
自分の身体、勘は当たる。昨晩深夜、胸の圧迫感で目が覚めた。 ヤバイ!
17日から測定を始めた数値表を清書して、明後日の通院日に持参し、かかりつけ医のアドバイスを貰ってこよう。通院日の前に症状が出始めてよかったと思うことにする。
(24日 記)
手術をしたことをマイナスにとらえたくなるくらい精神的にも肉体的にも結構きつい数日だった。が、考えてみれば手術はザックリ言えば心臓内部の右心房から左心房に穴をあけて侵入し、左心房の筋肉の壁を焼くという荒業をやった後である。元に戻るにはそれなりの日数を要し、心臓がうめきを発するのも当たり前のことなのかもしれない。そういえば手術説明を受けた時、能天気に右心房から左心房にあけた穴って縫うのですか?と聞いた日の事を思い出した。自然に閉じるのを待つのですよ。(ウソ、開けっ放し?)と思ったのだっけ。
『やけどの跡が治りかけはじめたのでしょうかね~』
執刀医ののんびりした返事。術後1ヶ月は珈琲は飲めないというご託宣があらためて思い知らされた。